Classmethod Odysseyで"LLMアプリにエージェントらしさを組み込む"話をしました #cm_odyssey

株式会社ジェネラティブエージェンツの吉田真吾です。

Classmethod Odyssey登壇

7/11(木)にクラスメソッド社主催「Classmethod Odyssey」に登壇してきました。 classmethod.jp

生成AIがテーマのトラックで、「LLMアプリにエージェントらしさを組み込む」というタイトルで発表してきました。 speakerdeck.com

Agentic(エージェントらしい)AIシステムの時代

生成AIサービスが今後、もっと社会に受け入れられるためには、ユーザーのプロンプトスキルに依存しない「ユーザーの意図」「現状の環境認識」「行動によって変化する環境のイテレーティブな再認識・ふりかえり」「幅広い外部実効性と、ユーザーの意図を超えない範囲での制限制御」「MoEなモデルや、エージェントフレームワーク側での専門性モジュールの活用」などを活用し、より高度にエージェンティックなLLMアプリに進化させていく必要があります。

そして、現状はまだパソコンやインターネットの中だけでの作用(文書や画像・動画の生成、APIを活用したEコマースや旅行予約などの範囲)にユースケースが止まってますが、「人間がやってる面倒な仕事を代わりに遂行する」ことまで考えると、ロボティクス領域にまで拡張され、自動運転やトイレ掃除、書類の作成から郵便局に出しに行くこと、料理や洗濯、朝起きたらコーヒーを淹れてくれるところまで、ありとあらゆる面倒な仕事を肩代わりしてくれるところまで拡張されていくことになります。

AIエージェントな世界はまだまだ道半ば

そういった未来が、現在われわれが作成しているLLMアプリケーションから地続きになっていることを考えると、現在はその何合目くらいでしょうか。まだ登山口に入って2,3歩くらいの位置なのではないでしょうか。

ChatGPTを起爆剤とした生成AIブームは、一見すると数%のアクティブユーザーを残して、やはり日常使いには難しいものとして幻滅期に入ってしまいそうな空気感を感じる昨今ですが、わたしとしては上記のようなAIエージェントに向かう地平線に向けて、一緒に歩みを進めてくれるマーケット、エンジニアコミュニティ、事業の仲間がこれからも増え続けることを期待しています。

気になったらGA社メンバーに声をかけてね

Generative Agentsの創業者3名は上記のような目線で自社の事業開発や、クライアントの事業開発・エンジニアリングの支援をしています。 ご興味ある方はいつでも3人に声をかけてください。毎週のように誰かがイベント登壇していますし、それぞれが主催するコミュニティでの勉強会の開催も積極的におこなっています。

また、GA社内で研究コミュニティを設けて、旬な技術の発表会や、論文の輪読会などを行なっています。