ジェネラティブエージェンツの大嶋です。
「AIエージェントキャッチアップ #1 - AutoGen / AutoGen Studio」という勉強会を開催しました。
generative-agents.connpass.com
アーカイブ動画はこちらです。
AutoGen / AutoGen Studio
今回は、AutoGen / AutoGen Studioについて、ドキュメントを読んだり、実際に動かしてみたりしてキャッチアップしていきました。
AutoGenはこちらです。
AutoGen Studioはこちらです。
どちらも公式ドキュメントに記載されている手順ですぐに動きました!
フレームワークによってはなかなか動作しないこともあるので、まず動いてよかったです。
今回のポイント
AutoGen
AutoGenのGitHubリポジトリには、以下のように書かれています。
Multi-Agent Conversation Framework
この言葉の通り、AutoGenはマルチエージェントの「会話」に特化したフレームワークでした。
実装としては、Python版と.NET版があるようです。
ConversableAgentやその子クラスであるAssistantAgent・UserProxyAgentといったクラスでエージェントが実装されており、これらにシステムプロンプトなどの設定をほどこした上で会話させるということでした。
各エージェントは、コードの実行環境やHuman-in-the-Loopといった設定をON/OFFすることもできれば、Function callingの関数を設定したり、自作したコードで機能拡張することもできるようでした。
上にも書いたように、AutoGenは、マルチエージェントの汎用フレームワークというよりは、「会話」に特化したフレームワークです。 そのため、「マルチエージェントに議論させたい」といったAutoGenのユースケースにハマる状況であれば、かなり素早くに実装できそうでした。
AutoGen Studio
AutoGenのGUIである、AutoGen Studioにもふれました。
AutoGenのコードを書くときのように、AssistantAgentやUserProxyAgentクラスに対応する設定をGUIで入力したりしていく、というものでした。
「グループチャット」という種類のエージェントを作成することで、3種類のエージェントに会話させるところまで試すことができました。
AutoGen Studioは、認証機能などもまだなさそうで、少なくとも現時点では個人の手元で動かすぐらいの使い方になりそうです。
ちなみに、画面上のログアウトボタンを押すと、「Please implement your own logout logic」と表示されます。
次回のご案内
AutoGenはかなり有名で前々からさわらなくてはと思っていたので、この機会にキャッチアップできてよかったです。
次回は「AIエージェントキャッチアップ #2 - crewAI」ということで、crewAIにふれてみます。
generative-agents.connpass.com
ご興味・お時間ある方はぜひご参加ください!
また、その次の回以降のテーマも募集しているので、気になるエージェントのOSSなどあれば教えてください!