「AIエージェントキャッチアップ #72 - OpenClaw」を開催しました

ジェネラティブエージェンツの大嶋です。

「AIエージェントキャッチアップ #72 - OpenClaw」という勉強会を開催しました。

https://generative-agents.connpass.com/event/389355/generative-agents.connpass.com

アーカイブ動画はこちらです。

www.youtube.com

OpenClaw

今回は、ユーザーのデバイス上で動作するパーソナルAIアシスタント「OpenClaw」をキャッチアップしました。

OpenClawのGitHubリポジトリはこちらです。

github.com

公式ドキュメントはこちらです。

docs.openclaw.ai

今回のポイント

OpenClawとは

OpenClawは、ユーザーのデバイス上で動作するパーソナルAIアシスタントです。 Slack、Discord、LINEなど様々なチャンネルで応答します。

OpenAI、GitHub、NVIDIA、Vercelなどがスポンサーとなっており、ChatGPTのサブスクリプションでも動かすことができます。

OpenClawの基本概念

OpenClawの基本概念をいくつか紹介します。

  • チャンネル:Slack、Discord、LINEなど
  • ゲートウェイ:各チャンネルから接続するサーバー
  • ワークスペース:エージェントのホームディレクトリ (デフォルトでは~/.openclaw/workspace)

OpenClawのセットアップ

OpenClawにはCLI版とmacOSアプリ版の2つがあります。 CLI版をインストールしてopenclaw onboard --install-daemonを実行すると、オンボーディングが始まります。

OpenClawのオンボーディングでは、最初にセキュリティ上の注意事項が表示されます。

OpenClawは個人向けのエージェントであり、そのまま使用する場合、複数のユーザーが安全に共有できるものではないと書かれています。

注意事項のあとは、以下のような設定を実施します。

  1. モデルプロバイダの設定(Anthropic、OpenAIなど)
  2. チャンネルの接続設定(Slack、Discord、LINE等)
  3. 検索プロバイダの設定
  4. スキルの設定

設定後、OpenClawのゲートウェイが起動します。

なお、OpenClawのゲートウェイはLinuxでは通常systemdで起動するため、Dev Containerなどの環境ではopenclawコマンドでは簡単に起動しない可能性があります。 OpenClawの公式ドキュメントには、Dockerで起動する方法も記載されているため、コンテナ環境で動かしたいといった場合は参考にしてください。

docs.openclaw.ai

ワークスペースに配置されるファイル

OpenClawはデフォルトで~/.openclaw/workspaceがエージェントのホームディレクトリとなります。 ワークスペースには以下のようなマークダウンファイルが配置され、エージェントの動作を定義します。

$ tree ~/.openclaw/workspace
/home/vscode/.openclaw/workspace
├── AGENTS.md ...... エージェントの動作手順
├── BOOTSTRAP.md ... 初回実行時の動作定義
├── HEARTBEAT.md ... 定期実行タスクの定義
├── IDENTITY.md .... エージェントの名前や概要
├── SOUL.md ........ エージェントのパーソナリティやトーンの定義
├── TOOLS.md ....... 利用可能なツールのメモ
└── USER.md ........ ユーザーのプロフィールや希望

docs.openclaw.ai

これらのファイルは、OpenClawが必要に応じて編集しながら動作するようになっています。 OpenClawの概要を把握したい場合、これらのファイルの内容を読んでみるとよさそうです。

AGENTS.mdなどのテンプレートは、公式ドキュメントでも確認できます。

docs.openclaw.ai

エージェントのツール

OpenClawのエージェントには、以下のようなツールが組み込まれています。

  • コマンド実行
  • コード実行
  • ブラウザ操作
  • ウェブ検索・ウェブフェッチ
  • ファイルの読み込み・書き込み
  • チャンネルへのメッセージ送信
  • スケジュールされたジョブの管理

docs.openclaw.ai

コーディングエージェントのように、コマンド実行やコード実行のツールが組み込まれていることが大きな特徴です。

次回のご案内

以上、今回は「OpenClaw」をキャッチアップしました。

次回は「AIエージェントキャッチアップ #73 - nanobot」ということで、OpenClawにインスパイアされた超軽量パーソナルAIアシスタント「nanobot」がテーマです!

https://generative-agents.connpass.com/event/390044/generative-agents.connpass.com

ご興味・お時間ある方はぜひご参加ください!

また、その次の回以降のテーマも募集しているので、気になるエージェントのOSSなどあれば教えてください!