ジェネラティブエージェンツの大嶋です。
「AIエージェントキャッチアップ #73 - nanobot」という勉強会を開催しました。
https://generative-agents.connpass.com/event/390044/generative-agents.connpass.com
アーカイブ動画はこちらです。
nanobot
今回は、OpenClawにインスパイアされた超軽量パーソナルAIアシスタント「nanobot」をキャッチアップしました。
nanobotのGitHubリポジトリはこちらです。
公式ドキュメントはこちらです。
今回のポイント
nanobotとは
nanobotは、OpenClawにインスパイアされた超軽量パーソナルAIアシスタントです。
GitHubのREADMEによると、コア機能が99%少ないコード行数で実装されているとのことです。
OpenClawのように、SlackやDiscordなどの各種チャットアプリと接続可能なAIエージェントです。
nanobotの主な機能
nanobotの主な機能は以下の通りです。
- チャットアプリ接続:Slack、DiscordなどでAIエージェントと対話可能
- エージェントループ:ファイル操作やコマンド実行ができるエージェントとして動作
- スケジュールタスク:CronツールまたはHEARTBEAT.mdを使用したタスクのスケジュール
nanobotをさわってみた
nanobotはuv tool install nanobotでインストールします。
nanobot onboardコマンドを実行すると、~/.nanobot/config.jsonという設定ファイルが作成されます。
~/.nanobot/config.jsonには以下のように、エージェントやチャンネル、モデルプロバイダー、ツールの有効/無効などを設定します。
{ "agents": { "defaults": { "workspace": "~/.nanobot/workspace", "model": "anthropic/claude-opus-4-5", "provider": "anthropic", : "channels": { : "slack": { "enabled": false, : "providers": { : "anthropic": { "apiKey": "", "apiBase": null, "extraHeaders": null }, : "tools": { "web": { "enable": true, :
モデルのAPIキーを設定し、nanobot agentコマンドを実行すると、ターミナル上でエージェントと対話できます。

OpenClawとの違いとして、nanobotはsystemdでの実行を前提としていないため、Dev Containerの環境でも簡単に動かすことができました。
また、nanobot gatewayコマンドを実行すると常駛プロセスを起動し、各種チャットアプリからの接続や、cron・ハートビートが動作するようになります。

ワークスペースのファイル構成
nanobotはデフォルトで~/.nanobot/workspaceがエージェントのホームディレクトリとなります。
OpenClawと同様に、マークダウンファイルでエージェントの動作を定義します。
~/.nanobot/workspace ├── AGENTS.md ...... エージェントの動作手順 ├── HEARTBEAT.md ... 定期実行タスクの定義 ├── SOUL.md ........ エージェントのパーソナリティやトーン ├── TOOLS.md ....... 利用可能なツールの詳細 └── USER.md ........ ユーザーのプロフィール
OpenClawと同様、これらのファイルはnanobotが編集しながら動作します。
nanobotの特徴的な機能
nanobotの特徴的な機能として、以下の2つを紹介します。
- Dream機能
- spawnツール
Dream機能
nanobotには、記憶をときどき整理する「Dream」機能があります。
数時間ごとに新しい会話履歴と長期記憶ファイルを読み込んで、長期記憶ファイルを更新します。
nanobotのワークスペースはGitリポジトリになっており、Dreamによる変更内容はローカルのGitリポジトリにコミットされます。
spawnツール
nanobotには、サブエージェントを起動するspawnツールがあります。 spawnツールは、非同期で動作するワーカーとしてサブエージェントを実行します。
つまり、メインのエージェントとの対話は継続したまま、バックグラウンドでサブエージェントが動作します。 サブエージェントの処理が完了すると、メインエージェントに通知されます。

次回のご案内
以上、今回は「nanobot」をキャッチアップしました。
次回は「AIエージェントキャッチアップ #74 - NemoClaw」ということで、OpenClawのような常時稼働アシスタントをより安全に実行するためのNVIDIAの「NemoClaw」がテーマです!
https://generative-agents.connpass.com/event/390939/generative-agents.connpass.com
ご興味・お時間ある方はぜひご参加ください!
また、その次の回以降のテーマも募集しているので、気になるエージェントのOSSなどあれば教えてください!