ジェネラティブエージェンツの大嶋です。
「AIエージェントキャッチアップ #82 - Open Knowledge Format」という勉強会を開催しました。
generative-agents.connpass.com
アーカイブ動画はこちらです。
Open Knowledge Format
今回は、Googleが公開したマークダウン形式の知識表現フォーマット「Open Knowledge Format(OKF)」をキャッチアップしました。
OKFのGitHubリポジトリはこちらです。
紹介ブログはこちらです。
今回のポイント
Open Knowledge Format(OKF)とは
OKFは、Googleが公開したマークダウン形式の知識表現フォーマットです。
後述する「LLM Wiki」パターンを、移植性や相互運用性を備えたフォーマットに形式化したものとされています。
LLM Wiki
Andrej Karpathy氏の「LLM Wiki」は、LLMエージェントにより永続的に進化し続けるWikiを構築するアイデアです。
https://gist.github.com/karpathy/442a6bf555914893e9891c11519de94f
典型的なRAGのようにクエリのたびに生のドキュメントから情報を取得するのではなく、LLMが永続的なWikiを段階的に構築・維持していくというものです。
アーキテクチャは3層で構成されます。
- 生の情報源:厳選された情報源資料のコレクション
- Wiki:LLMが生成・管理するマークダウンファイルのディレクトリ
- スキーマ:Wikiの構造や質問への回答、メンテナンスの際に従うワークフローを定めた設定ドキュメント
LLM Wikiのアイデアは意図的に抽象的に書かれており、具体的な実装やディレクトリ構造は規定していません。
OKFの仕様
OKFは、このLLM Wikiのようなパターンを、異なる作成者やエージェント間でも合意できるフォーマットとして形式化したものです。
実体はフロントマターを持つマークダウンファイルのディレクトリです。 フロントマターの必須のフィールドはtypeのみで、それ以外はすべて作成者に委ねられています。
conceptファイルのフロントマターの例は以下のとおりです。
--- type: BigQuery Table title: Customer Orders description: One row per completed customer order across all channels. resource: https://console.cloud.google.com/bigquery?p=acme&d=sales&t=orders tags: [sales, orders, revenue] timestamp: 2026-05-28T14:30:00Z ---
コード引用元:https://github.com/GoogleCloudPlatform/knowledge-catalog/blob/main/okf/SPEC.md
OKFで名前の予約されたファイルとしては、次の2つがあります。
- index.md:段階的開示のためのインデックスの役割を果たすファイル
- log.md:変更履歴を時系列で記録するファイル
実際に動かしてみた
OKFのスキルを使って、実際にナレッジを整理してみました。
Claude CodeにOKFの仕様をスキルとして設定したうえで、AI・LLMに関するリファレンスをまとめるよう指示してみました。

OKFを踏まえて、ナレッジを整理する様子を確認できました。

次回のご案内
以上、今回は「Open Knowledge Format」をキャッチアップしました。
次回は「AIエージェントキャッチアップ #83 - AgentSpace」ということで、人間とエージェントのチームのためのコラボレーションワークスペースがテーマです!
generative-agents.connpass.com
ご興味・お時間ある方はぜひご参加ください!
また、その次の回以降のテーマも募集しているので、気になるエージェントのOSSなどあれば教えてください!